WGは、グループ代表と管理連絡員を決定し、活動を開始する。活動場所、期間、活動方法、調査・研究の学会やマスコミへの報告などは原則そのWGに任される。また、専門員が各地に点在する場合は、ネットを使った連絡法から、faxまでコミュニケーション手段は問わない。
基本的には、「定期的な活動状況の報告」だけが、日本山岳SAR研究機構所属WGとしての義務となるが、活動に問題が生じた場合は、管理担当者の派遣や、そのことに関して活動報告を求められる場合がある。一方、活動内容について、その成果を一般社会に還元するためSAR全体、外部団体へ報告あるいは講演をお願いする場合や学会に報告を求める場合もある。
活動状況の報告方法は、原則WG開催ごとに、連絡員等を通じて、運営本部に連絡するか、ウエブメイルや特定の契約サイトにアプロードする方法、また、その書式などを検討している。
現場での調査や研究活動を実施する場合の、各種保険問題は、原則各自で加入することが前提となるが、様々なケースが考えられるため、発足後の検討課題とする。
2008年8月より、WGの雛形として、全国的にも事故発生件数の非常に高い六甲山系において「六甲山における遭難事故の減少を目指したWG」をスタートさせる予定である。WGのあり方については、今後とも、様々なケースが発生し、対象方法を考えていかなければならない。当WG活動を通じて、活動法を検討していく予定である。